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『鬼滅の刃』公式、劇場での盗撮行為に対する声明を発表⇒SNSで「ルールを守れないのは最低」「動画が消えることを願っています」と賛同の声

人気マンガ『鬼滅の刃』の公式アカウントが、7月25日にXを更新。上映中の映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』の盗撮映像がインターネットで拡散されている状況について、声明を発表しました。

漫画『鬼滅の刃』の公式アカウントは、7月25日にXを更新。『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』の盗撮映像に関する声明を発表しました。

ジャンプコミックス「鬼滅の刃」第1巻(集英社)の表紙/画像はAmazonより

声明文は日本語だけでなく英語や中国語でも掲載され、映画館で作品の盗撮を行わないように呼びかけています。

劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』は、吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)さんによる同題の漫画を原作としたアニメ映画です。

18日の封切り以降、全国452館(2025年7月23日時点)で上映中の同作は、歴代興行収入ランキング1位(約404億円)を記録した『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を超えるペースの好スタートを切ったことでも話題になっていました。
 
しかし、一方でインターネット上には映画館で違法に盗撮された動画が出回り、問題となっています。
 
今回の投稿では「劇場での映画の盗撮行為は犯罪です。悪質な著作権侵害に対しては、刑事告訴を含む厳正な対処をしていく所存です」と、厳しく対応すると説明。
 
作品を楽しんでいるファンのために「これからも『鬼滅の刃』を映画館で楽しんで頂ける様、適切に対応して参ります」と締めくくっています。

映画の盗撮は重大な違法行為

文化庁では、平成19年8月30日から施工された映画の盗撮を禁止する「映画の盗撮の防止に関する法律について」の詳細を紹介しています。
 
同法律は、「映画の盗撮によって作成された映画の複製物が多数流通し、映画産業に多大な被害が発生している」ことを理由に映画文化の振興と産業の健全化を目的としたものです。
 
著作権法では、個人または家庭内での利用に限り、私的使用目的による複製については、著作権者の許諾がなくても複製が認められています。しかし、上映中の映画に限れば同法律による特例として、私的使用での複製も認められません。  
 
試写会を含め映画館などで上映中の作品を盗撮した場合、著作権法の侵害として「10年以下の懲役、又は1,000万円以下の罰金又はこれらの併科」の罰則を課せられる場合があります。

盗撮への怒りの声が集まる

投稿には、
 
💬「ルールを守れないのは最低だ」
💬「悪鬼滅殺の対応でお願いします!!!」
💬「映画館で見てこそ素晴らしいのに…」
💬「始まる前に盗撮行為は犯罪ですって警告されるのに、非常識すぎる」
💬「動画が消えることを願っています」
 
など盗撮行為への怒りと、公式の対応に賛同する声が寄せられました。
 
また、実際に盗撮した犯人が、スタッフに取り押さえられる現場を目撃したユーザーもいるようです。